株式会社小野測器との設備監視ソリューションの開発に関する協業開始のお知らせ

東洋電機製造株式会社（以下、東洋電機製造）は、電子計測器の製造および販売を行う株式会社小野測器（以下、小野測器）と設備インフラや産業分野における設備監視ソリューションの開発に関し、協業を開始したことをお知らせいたします。

記

１．目的
労働力不足や保守コスト削減が求められている中、小野測器が開発中の圧縮センシング技術と東洋電機製造のサーバシステムや分析アプリを搭載したエッジコンピューティングにより、設備監視ソリューションの開発を行い、省人化やダウンタイム削減を高精度かつ低通信料で実現を目指します。
また、他センサと組み合わせインフラや産業分野における設備保守への展開を図ります。

２．協業の役割・構成
（１）協業の役割
　　小野測器 ：センシング技術を用いたセンサおよび分析アプリの開発
　　東洋電機製造：分析アプリを搭載するエッジコンピューティングおよびシステムの開発

（２）構成

３．協業体制
（１）小野測器：センシング技術の開発
　　①センシング技術の開発：小野測器は、少数のデータからより複雑な情報を抽出するデータサイエンスである圧縮センシング技術を習得しました。保有するセンサに圧縮センシング技術、AI技術を組込むことで、回転機械監視に有効なセンシングデバイスの開発を目指します。

（２）東洋電機製造：エッジコンピューティングの開発。WEB システムおよびサーバ構築
　　①エッジコンピューティング：堅牢性や各種センサに対応した拡張性を有し、圧縮センシング技術の処理を可能にする端末（エッジコンピュータ）の開発
　　②WEBシステム、サーバ構築：可視化やシステム提供

４．協業メリット
　　両社が保有する技術・販売網を活用し、相互にまたは協働で販売を企図しております。
　　また、小野測器が保有する回転機械を対象としたセンシングや分析技術を用いることで、当社主力製品の品質向上へ寄与いたします。