
すぐわかる東洋電機製造
経営理念
東洋電機グループは下記の経営理念を掲げ実践し社業を発展させ株主及び関係者各位の付託と理解に応え社員と喜びを共にする
- 倫理を重んじ社会・顧客に貢献する
- 進取創造の気風を養い未来に挑戦する
- 品質第一に徹し信用を高める
売上高
2024年5月31日現在連結売上高
321億円
セグメント別売上比率

従業員数
2024年11月30日現在連結で1,133名、
単体で770名の従業員が活躍しています。
連結
0名
単体
0名
事業領域
東洋電機製造は、快適で安全な鉄道輸送を支える「交通事業」、人々の生活や省エネルギーに役立つ「産業事業」、ネットワークで仕事を快適に見守る「ICTソリューション事業」の3つの事業で社会に役立つ「ものづくり」をしています。

事業紹介
- 交通事業
当社グループが扱う鉄道車両用電機品は、制御系・駆動系装置や、鉄道車両のメカニズムそのものです。
電車へ電力を取り入れる「パンタグラフ」からモータの駆動を車輪に伝える「歯車装置」まで、電車の走行に関わる重要な電機品のすべてを開発・設計・製造できる日本で唯一のメーカとして、安全で信頼性の高い鉄道輸送を支えています。
- 産業事業
高度なパワーエレクトロニクス技術で、自動車用試験システム、製造業における生産・加工設備駆動システム、発電・電源システムなど、人々の日常生活に不可欠な社会・インフラ設備を提供しています。
小型・省エネルギー対応のモータと卓越したモータドライブ技術による高度なシステム構築力が強みです。
- ICTソリューション事業
高度な情報通信技術とメカトロニクスを融合し、2つの分野で展開しています。
定期券や車内券の発行など、鉄道出改札システムに伴う情報処理業務へ高機能で信頼性に優れた駅務機器システムを提供しています。IoTソリューションでは、クラウドを活用した設備監視や位置監視を実現し、お客様の省力化、省メンテナンス化に貢献しています。
コアバリュー・強み

当社は、お客様のニーズに応える受注生産方式を基本とし、創業100年の実績と信頼を基盤に、お取引先様との密接なネットワークを構築しています。「お客様が何を求めているか?」を捉え、それを形にするために飽くなき挑戦を続け、新事業・新製品の創出を目指しています。そして、お客様との緊密なコミュニケーションと万全のフォロー体制で、社会の安心・安全を支えています。
また、当社は社員一人ひとりの意欲と創造力を引き出し、成長を支援することが企業の持続的な発展に不可欠だと考えています。社員の成長を最大限に支援することで、企業価値の向上に繋げています。
サステナビリティへの貢献
持続可能な社会の実現に向けて、環境に配慮した製品開発やエネルギー効率の向上など多様な事業展開を通じて積極的に取り組んでいます。鉄道車両用電機品の高効率化や回生電力の有効活用、次世代自動車開発を支援する自動車用試験システムなど、さまざまな分野での革新的な技術とソリューションを提供し、持続可能な未来を目指しています。

推進制御装置
従来と比較して大幅な小型・軽量化を実現し省エネに貢献

鉄道用電力貯蔵装置
回生電力の有効活用で省エネや鉄道の安全輸送に貢献

定期券発行機
最新のICT活用により利便性向上と省力化を実現

インタイヤハウスダイナモ
省スペース、静粛性を備え、次世代自動車開発を支援

小水力発電
再生可能エネルギーを活用した分散電源システムの提供

運行管理システム
リアルタイムの位置情報提供により交通効率と利用者サービスの向上を実現
中期経営計画
「中期経営計画2026」(期間2023年5月期〜2026年5月期)については、「企業価値の回復・向上」を図るために、「東洋電機の再生と変革」を成し遂げる期間と位置付けています。
計画の3つの基本方針として、(1)「新しい事業・製品の拡大」と(2)「既存事業の徹底した収益体質の改善」を進め、(3)「資本コストを意識した資産効率の改善」を行う事で、ROE8%を目指します。

東洋電機製造の100年を超える歴史
東洋電機製造は、1918年に鉄道用電機品の国産化を目的に設立されました。国内だけでなく、広く東洋各国へ製品を輸出し、国の発展に貢献したいという大きな夢が、「東洋電機製造」という社名の由来です。
この想いは、歴代の社員たちに受け継がれ、現在に至るまで世界初・日本初となる電機品を数多く世に送り出してきました。これからも「技術の東洋」として、世界の社会・産業インフラシステムの発展に貢献していきます。
- 1918年
- 日本初の車両電気機器製造企業として誕生
初代社長 渡邊 嘉一
- 1919年
- 横浜工場操業開始
創業当時の横浜工場
- 1920年
- 車両用電機機器の国産化を開始
当社初の直接制御器、主電動機を京阪電気鉄道株式会社へ納入
- 1921年
- 日本初の国産パンタグラフ完成
- 1926年
- 産業用電気機器への進出
三相交流整流子電動機(シュラーゲ形、のちのASモータ)製作開始
- 1935年
- 東洋電機青年学校の設立(現在の技能訓練センター※の前身) 当社の企業内教育訓練機関
- 1960年
- パナマ運河曳船用電気機関車受注
- 1963年
- 日本初の新聞輪転機用サイリスタ静止レオナード装置を完成
新聞輪転機、印刷機、製紙機械、製紙機械、鉄鋼機械など販路拡大
新幹線向け電機品(パンタグラフ、主電動、歯車装置)を納入
- 1966年
- 切符の自動券売機を製品化
- 1985年
- 鉄道車両推進用VVVFインバータ制御装置実用化
- 1997年
- 新聞のカラー化に対応したシャフトレス新聞輪転用電気品を納入
- 1998年
- 日本で初めて北京市に地下鉄電車用VVVFインバータほか電機品を納入(復八線)
- 2012年
- 米国ロサンゼルス郡都市交通局向けLRVの電機品を受注
- 2018年
- 東洋電機製造創立100周年
- 2022年
- インタイヤハウスダイナモを用いた自動車の車両試験システムを納入
愛知高速交通株式会社向けVVVF装置に遠隔監視システムを初搭載
- 2023年
- インドネシア通勤鉄道向け新造車両用電機品を受注
- 現在
(創業100周年を迎えた2018年に作成)