ニュースリリース
「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」出展のご報告
当社は 5月 21日(水)~ 23日(金)、パシフィコ横浜で開催された自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2025 YOKOHAMA」に出展いたしました。期間中、多数の方々にご来場いただき、心より御礼申し上げます。
記
<展示ブースの様子> インタイヤハウスダイナモ(ITHD)
1.出展内容
当社展示内容:自動車用試験システム〔商品名:インタイヤハウスダイナモ(※)〕ご紹介
(1)実機展示
・車両取付展示
・操舵体験
(2)製品・システム解説パネル展示、取付方法の紹介映像
インタイヤハウスダイナモは、大掛かりな建築工事(ピットや建屋工事)が必要なシャシーダイナモに対し、既設の実験室や整備室など平面があれば省スペースで設置可能です。当社は2022年に初号機を納入して以来、車両開発の試験設備の新設や、シャシーダイナモの更新を計画している自動車メーカーや関連する企業様からの受注や、多くの引合いをいただいております。
インタイヤハウスダイナモの詳しい内容は、こちらからご覧いただけます。
【インタイヤハウスダイナモについて】
https://www.toyodenki.co.jp/products/industrial/automobile-test/ithd.php
(※インタイヤハウスダイナモは東洋電機製造株式会社の登録商標です。)
2.成果
(1)来場者数 816名
自動車メーカー様、自動車部品メーカー様、計測機器メーカー様、受託試験事業者様など、自動車開発に関わる幅広い業種の開発・評価ご担当者様にご来場いただきました。
(2) お客様の声に見る導入のメリット
・自動車業界では今後の車両開発の状況から、シャシーダイナモの増強が必要です。しかし、シャシーダイナモを導入するには専用の建物や大がかりな工事が必要であり、他業界との兼ね合いにより、計画が難しい状況です。その点、インタイヤハウスダイナモは既存の建屋や実験室への設置検討が可能で、導入のハードルが低く、計画が立てやすいのが特長です。また、建築工事を含めた導入コストを大幅に抑えることができます。
・シャシーダイナモと比べて、安全性が高く、車両ハブに装置を直結するための取り付け治具が少なく、エネルギーマネジメントの測定に適しています。パワートレーン特有の共振を増幅させることなく、より正確で再現性のあるデータが得られることが大きな利点です。
・4輪個別制御が可能なため、実際の走行に近い様々な実路模擬運転が可能です。
・低温ならびに高温対応に適応している為に環境試験室との相性が良く、設備計画がしやすいです。
3.今後について
当社では、自動運転車両(ADAS/AD)評価やシャシーダイナモの代替を目的に、インタイヤハウスダイナモを開発してきました。今後は、さらなるラインナップの拡充と機能のブラッシュアップを図り、より高度な試験ニーズに対応できる装置へと進化させていきます。インタイヤハウスダイナモが次世代の自動車試験システムとして、業界への普及を目指します。
以上
本件に関するお問い合わせ先
東洋電機製造株式会社 経営企画部 広報・IR 課
電話番号 03-5202-8122
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