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| 現在の仕事 |

入社以来、鉄道車両用駆動装置の設計に携わってきました。設計業務というと、主に図面を書くことが主体と考えられる方もいらっしゃるかも知れませんが、実際には、お客様との打ち合わせに始まり、各種計算や資料作り、図面の作成、製品完成後の試験に至るまで、広範囲にわたった仕事をしています。現在は、各設計担当者が問題なく仕事をこなしてくれているか、より質の高い設計をするためにはどうしたら良いか、効率的に進めるにはどうすべきか、などについて考えています。
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| 只今、設計担当者へ指導中・・・ |
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| 開発した製品の誇れるところ |

バリアフリー対応として車椅子の乗降および
車内の移動用通路を確保するためには、フルフラットの超低床式LRV車両を実現しなければなりませんが、そのためには従来のように左右の車輪が車軸で機械的につながれた構造では、目的を達成できません。そのため、国産の駆動方式としては初めてとなる車軸のない独立車輪方式とし、車輪ごとに1台の駆動装置を取り付けることで解決しました。特に限られたスペースの中に電動機、駆動装置、ブレーキ装置などを巧みに配置している構成は、各機器の設計者が知恵を出し合った成果であると考えています。
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| 動力台車のイメージ:車軸が貫通していないため床面を低くすることができる |
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| 開発の背景 |

ヨーロッパでは都市内ネットワークを実現する小中規模の交通手段として、LRV(Light
Rail Vehicle)が注目を浴びると共に、バリアフリー対応の一環として超低床車両が開発、実用化されてきました。一方、日本では路面電車は衰退の一途をたどり、一部ネットワークが構築されている都市もありますが、ほとんどの都市では、道路交通の主役は自動車となっています。そのような中で、今後は日本においても輸送需要とコストのバランスがとれた新しい鉄道システムとしてのLRV国産化が提唱され、海外に比べて大きく遅れをとっていた台車、駆動装置、ブレーキ装置などについて、日本独自の方式を開発、国内のみならず全世界のマーケットに参入していこうということになりました。駆動装置については、過去に例のない構成を考えなければならず、何としても実現すべく、各分野の方々の意見を取り入れながら具体化したことが思い出されます。
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広島電鉄様の純国産100%低床車両 グリーンムーバmax
100%低床に当社の駆動装置が貢献している |
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| 製品化されたときの達成感 |

設計段階では理論的に問題ないと考えていても、開発品というものは実際に車両として走り出すまでは不安が付きまとうものです。現実に、初期の試験段階ではいくつかのカベに突き当たりました。しかし、車体、台車を含めた各機器の設計者が一丸となって課題に取り組み、それが解決されたときには、何とも言えない安堵感と満足感、達成感があります。これは、車両設計、開発に従事するものにしか味わえない、貴重な体験であると思います。
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| 当社の電機品を搭載した純国産超低床式路面電車(長崎電気軌道(株)様) |
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| 学生へのメッセージ |

LRV車両は環境に優しい交通手段であるということの他に、低床のため移動制約者の方々にとっても利用がしやすいという利便性があります。昨今、海外のみならず、国内各地でもLRV路線実現に向けた動きが活発になっています。今後も優れた製品を開発していきたいと思いますので、東洋電機の技術を活かした国産の低床車両が各地で見られるようになることを期待して下さい。 |
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